ガラス型ペロブスカイト太陽電池

【読み方】がらすがたぺろぶすかいとたいようでんち【英】Film-based Perovskite Solar Cells

 ガラス型ペロブスカイト太陽電池は、透明または半透明のガラス基板上にペロブスカイト層を形成した次世代の太陽電池である。一般的な建物の窓ガラスやガラス壁面と置き換えることで、自然光を室内に取り込みながら同時に電力を生み出せるのが特徴である。

 従来のシリコン系太陽電池は光を通さず重量もあるため、設置場所が強固な屋根や平地に限られていた。一方、ペロブスカイト層は薄く、透過性を持たせることができるため、オフィスビルや商業施設の窓ガラス、農業用温室などをそのまま発電設備に転用できる。建築物の外装を有効活用できるため、平地が少ない都市部における再生可能エネルギーの導入量を拡大する手段として、エネルギー業界や建設業界が実用化を急いでいる。

 さらに、硬質ガラスを基板とするため、水分や酸素に弱いペロブスカイト層を強固に保護でき、フィルム型よりも高い耐久性と長寿命を実現しやすいという技術的な利点がある。日本政府は、建材一体型太陽光発電(BIPV)の有望な選択肢として同技術の実証実験や社会実装を後押ししている。

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