ペロブスカイト太陽電池の導入企業に補助金加点、経産省が新グレード「プラチナ」創設へ

 経済産業省は、GX製品・サービスを積極的に調達する企業を評価する枠組み「GX率先実行宣言」を見直し、ペロブスカイト太陽電池を対象に追加する案を2026年6月30日に発表した。

・新設のプラチナグレードの対象製品としてペロブスカイト太陽電池とその電力が追加
・プラチナグレード取得企業は個別のGX関連予算事業の採択審査で加点が付与される

 経済産業省は、2026年6月30日に開催した「第3回 GX需要創出に向けた研究会」で、製品・サービスの初期需要創出を後押しする「GX率先実行宣言」の見直し案を示した。

 今回の見直し案では、対象となるGX製品・サービスを明確化するためにリスト化し、そのなかにペロブスカイト太陽電池が対象として盛り込まれた。

 制度改定の核心は、需要創出に高い貢献が認められる企業を評価する「プラチナグレード」の創設である。プラチナグレードは、(1)政府や業界が定める調達目標の達成、(2)調達による排出量の削減、(3)一定基準以上のGX製品・サービスへの投資という3種類の閾値を設定し、閾値以上の活動に対して付与する。これにより、需要創出への貢献度合いを評価できるようにする。

 ペロブスカイト電池については、対象製品リストにおける「設備」の項目に電池本体が、「製品(エネルギー)」の項目に同電池を用いて発電した電力がそれぞれ明記された。これらはグリーンイノベーション基金の支援対象技術に位置づけられている。 

 さらに、事業活動と製品を関連付けるポジティブリストにおいても、製造業から非製造業まで幅広い業種における脱炭素化の取り組みとしてペロブスカイト太陽電池が提示されている。

 プラチナグレードを取得した企業に対しては、GX関連予算事業における採択時の審査で加点されるなどの優遇措置が設けられる。経済産業省は、2026年秋頃をめどに見直し後の宣言募集と認定を開始する予定である。

参考資料: 経済産業省

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ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

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