シート・ツー・シート

【読み】「しーとつーしーと」【英】Sheet-to-Sheet

 シート・ツー・シート製法は、一定の大きさに切り出した基板を一枚ずつ搬送し、洗浄や膜形成、乾燥などの処理をする製造手法である。ペロブスカイト太陽電池の製造では、主に硬質なガラス基板を用いた「ガラス型」の生産に適用され、精密な位置決めや高品質な薄膜形成を可能にするのが特徴である。

 この手法は、ロール状の基板を連続して処理する「ロール・ツー・ロール」工法とは異なり、各工程で基板を静止、あるいは低速で細かく制御できる点が特徴的である。これにより、ペロブスカイト結晶の層をナノメートル単位で均一に形成することが容易となり、大型のガラス基板においても安定した発電効率を確保しやすい。また、個別の基板ごとに異なるデザインや複雑な配線加工を施すことが可能なため、建材一体型太陽光発電(BIPV)で求められる多種多様な窓ガラスのサイズや意匠への対応にも適している。

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