株式会社アイシンは、独自開発したペロブスカイト太陽電池の社内実証を2025年3月に同社安城工場(愛知県安城市)で開始した。2025年3月31日に発表した。
・施設の四方壁面や屋根に設置し国内初となる系統連系による運用評価を行う
・モジュールは、自動車部品製造の知見を活かした薄ガラス使用の独自フィルム構造により高い耐久性を確保した
・2025年9月末までに約30kWの発電容量まで規模を拡大し施工性や異常管理を検証する

実証実験では、安城工場内にある施設の壁面(四方)および屋根に独自のペロブスカイト太陽電池を設置する。検証項目は、システム発電評価、施工性評価、そして国内初となる系統連系による運用評価の3点である。2025年9月末には合計で約30kWの発電容量に達する見込みだ。具体的な検証内容として、設置方角や日射強度による発電量の差異といったデータのほか、施工に要する時間やコスト、運用時の異常管理体制などを網羅し、社会実装に向けた課題の抽出とその解決策を検討する。
アイシンが開発したペロブスカイト太陽電池は、20年以上にわたる太陽電池の研究開発で培った発電効率に加え、自動車部品製造における「ものづくり力」を応用している。特に、薄ガラスを用いた独自のフィルム構造を採用することで、実用化の鍵となる高い耐久性を実現している点が特徴だという。
今後は、設置箇所をさらに拡大させながら社内外での実証を継続する。早期実用化に向けた研究開発を加速させ、カーボンニュートラル社会の実現に向けた技術供給を目指す方針である
参考資料: アイシン
