小田急箱根がマクニカと連携、箱根湯本駅・早雲山駅にペロブスカイトを設置

 小田急箱根は、マクニカが代表事業者を務める「神奈川県次世代型太陽電池普及促進事業」に協力事業者として参画し、箱根湯本駅および早雲山駅にフィルム型ペロブスカイト太陽電池(PSC)を設置する実証実験を開始した。2025年10月31日に発表した。

・箱根湯本駅と早雲山駅をフィールドにフィルム型ペロブスカイト太陽電池の有効性を検証
・箱根を訪れる観光客を対象に次世代太陽電池の認知拡大と普及啓発を図る

 本事業は、神奈川県が推進する次世代型太陽電池の普及促進を目的としたものであり、代表事業者のマクニカが全体業務統括やクラウドシステム設計、データ取得の実装を担う。小田急箱根は実証フィールドとして、箱根観光の玄関口である箱根湯本駅と、箱根ロープウェイの接続点である早雲山駅の2カ所を提供する。実証期間は2025年11月から2026年2月までの4カ月間を予定している。

 検証の主な目的は、フィルム型PSCの「軽い・薄い・曲がる」という特徴を活かし、従来のシリコン型太陽電池では荷重や形状の制約から設置が困難だった場所における有効性を確認することにある。特に、設置や交換が容易であるという特性が、駅施設のような公共性の高い建築物においてどのように機能するかを重点的に調査する。あわせて、国内外から多くの観光客が訪れる箱根という立地を活かし、次世代太陽電池の普及啓発活動も共同で実施する。

 小田急箱根グループでは、すでにグリーン電力の導入やカーボンオフセット燃料の使用、EVバスの運行といった環境負荷低減策を展開している。今回の実証への参画は、これら既存の取り組みを補完し、交通・観光インフラのさらなる脱炭素化を推進する重要な一環と位置付けられている。

 今後は実証期間を通じて得られるデータの解析を進め、PSCの早期社会実装に向けた課題の抽出と解決に取り組む方針である。

参考資料: 小田急箱根

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