NITTOKUは、片岡製作所のレーザ加工システム事業を譲受すると、2026年2月24日に発表した。
・片岡製作所のレーザ技術を統合しペロブスカイト太陽電池向け装置の収益拡大を図る
・日本政策投資銀行が優先株式を引き受け資金面と実務面から事業再生をサポート
NITTOKUは、民事再生手続中である片岡製作所のレーザ加工システム事業を、21億円で譲り受けるスポンサー契約を締結した。事業譲受にあたり、2026年3月に新会社「NITTOKU KYOTO」を設立する。同社にはNITTOKUが100%の議決権を出資し、日本政策投資銀行(DBJ)が無議決権優先株式を引き受ける共同投資スキームを採用する。
片岡製作所は、次世代太陽電池として期待されるペロブスカイト太陽電池(PSC)の製造に使用する、レーザパターニング装置の開発・製造において固有の技術を有している。一方、NITTOKUはコイル巻線機等のFA機器で世界的なシェアを持つとともに、デファクトスタンダード製品としてPSC向けを含むロール・ツー・ロール設備の収益拡大を推進している。
今回の事業譲受により、片岡製作所が培ってきたレーザ加工技術をNITTOKUのロール・ツー・ロール設備やプロセス技術と融合させる。これにより、レーザ技術を用いたパターニングや接合技術の強化を図り、グループ全体の成長を加速させる方針だ。事業譲受の実行日は2026年4月を予定しており、DBJは資金供給のみならず事業再生の実務面からも競争力強化を支援する。
