米First Solarが英Oxford PVとペロブスカイト特許のライセンス契約を締結

 米First Solarは、英Oxford PVのペロブスカイト特許ライセンス契約を締結したと2026年2月24日に発表した。

・ペロブスカイト半導体技術に特化した非独占的ライセンス
・米国市場におけるペロブスカイト製品の製造および流通に向けた基盤を構築

 薄膜太陽電池製造で世界最大手のFirst Solarは、ペロブスカイト技術の知財を多数保有するOxford PVと非独占的な特許ライセンス契約を結んだ。この提携により、First SolarはOxford PVの既存特許および出願中の特許技術へのアクセスが可能となる。本契約の対象は米国における製品の製造および流通であり、結晶シリコン半導体に関する技術は含まれていない。

 First Solarは、ペロブスカイト太陽電池の初期段階の効率、安定性、製造可能性の目標をすでに達成しており、今回の契約はこれまでの研究開発の進展をさらに加速させるものだとしている。具体的には、米国の住宅、商用・産業、大規模ユーティリティ市場に向けた、ペロブスカイト半導体を用いる太陽光発電デバイスの開発を推進する。

 これまで、ペロブスカイトを含む薄膜技術の研究開発に20億ドル以上を投資してきた。米国オハイオ州の拠点には、小型モジュールを試作する新たな開発ラインを設置しており、2026年後半にはサウスカロライナ州で第6工場の稼働を予定している。同拠点が稼働することで、2027年には米国国内の年間生産能力が約18GWに達する見込みである。

 提携先のOxford PVは、2010年にオックスフォード大学からスピンオフして設立された、ペロブスカイト太陽電池の世界的リーダーである。ドイツのブランデンブルクにある自社工場でペロブスカイト・シリコン・タンデム型セルおよびモジュールの製造・商用化を進めている。同分野で有数の特許ポートフォリオを保有しており、製造と戦略的なライセンス供与を組み合わせた多角的なビジネスモデルを展開している。

参考資料: businesswire

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