倉元製作所がペロブスカイト量産に向け、中国・聚石化学と投資枠組み協定を締結

 倉元製作所と子会社のKURAMOTOペロブスカイトは、中国の聚石化学(POLYROCKS CHEMICAL)の子会社と、ペロブスカイト太陽電池事業に関する投資枠組み協定を2026年6月19日に締結した。正式契約に向けた前段階として、すでに30万米ドルの前受金を受領している。

・ペロブスカイト太陽電池の国内量産化に向け、中国の材料メーカーと協業
・2026年8月末を目標に、出資や事業計画などの正式契約を目指す

 聚石化学は、化学新材料の研究開発や製造を手掛ける中国の上場企業であり、フレキシブル型ペロブスカイト太陽電池の材料配合や封止、柔軟モジュール化などの技術開発を進めている。

 一方、倉元製作所はこれまで、ペロブスカイト太陽電池のガラス型・フィルム型両用プラントの整備を進めていたが、資金調達や一部設備の納入に遅れが生じていた。この課題を打開するため、量産設備の購入先である極電光能(UtmoLight)の紹介を通じ、聚石化学との交渉を2025年1月から開始していた。

 日本国内での量産体制の構築や品質管理、市場開拓において相互補完的な関係が期待できると判断し、2025年11月3日には、聚石化学に対し、同社子会社の資本振替(DES)を前提とした100万米ドルの借入(ブリッジローン)と、借入金を含めた総額6000万人民元(約12億円)の出資を前提とする共同事業提案を実施していた。

 これまで出資条件やスケジュールの交渉が続いていたが、今回、前受金の着金が確認できたことで、聚石化学の子会社である聚石化學(香港)と投資枠組み協定の締結へと進んだ。両社は2026年8月31日を協議期限の目途とし、資本参加や具体的な事業計画などを含む正式契約に向けた協議を本格化させる。

参考資料: 倉元製作所

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ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

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