積水化学工業と積水ソーラーフィルムは、福岡市の「次世代型太陽電池率先導入事業」に参画し、同市立香椎浜小学校や官民共創施設「Fukuoka Growth Next(FGN)」へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実装・実証を開始すると、2025年4月10日に発表した。
・小学校の体育館屋根へ約200平方メートルを設置し金属屋根における全国最大規模の実装を行う
・小学校には蓄電池を併設することで災害時の避難所としての機能を強化する

本事業は、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を全国に先駆けて率先導入することを目的としている。積水化学グループは、同市の市有施設などへの率先的な設置や、市内建築物に対する次世代型太陽電池の導入・ポテンシャル調査を実施する。
具体的な実装事例として、福岡市立香椎浜小学校の体育館屋根に約200平方メートルのペロブスカイト太陽電池を設置する。これは金属屋根への実装としては全国最大規模だという。あわせて蓄電池を併設することで、非常用電源を確保し、地域の避難所としての機能を向上させる狙いがある。また、実証実験として、スタートアップ支援施設であるFGNの屋上に「防水材一体型」として設置。発電した電力は同建物内での消費に充てられ、都市部における有効な設置手法を検証する。
今後の展開として、積水化学と福岡市は、都市ならではの設置環境をさらに検討する。フィルム型ペロブスカイト太陽電池の「軽量・柔軟」という特長を最大限に生かせる候補地を複数選定し、具体的な導入可能性の検討を進める。
参考資料: 積水化学工業
