2040年のペロブスカイト成膜装置市場が4826億円へ、富士経済予測

 富士経済は2026年3月26日、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の製造装置市場が、2040年に成膜装置で4826億円に達するとの予測を発表した。

・量産化に伴い成膜装置市場は4826億円と2024年比6.9倍に急拡大
・レーザー加工機は1056億円規模へ成長しタンデム型への移行が加速

 富士経済は、実証段階から商用・量産フェーズへ移行しつつあるPSCの製造装置市場を調査した。

 同書によると、成膜装置の市場規模は、2025年に2130億円(前年比3.0倍)、2040年には4826億円(2024年比6.9倍)に達すると予測されている。現在は、ドライコーティング装置が市場の6割強を占めるが、長期的には低コストで連続生産が容易なウェットコーティング手法が主流になる。特にフィルム基板型PSCの市場拡大が、このウェットコーティング向け装置の比率を高める原動力となる。

 レーザー加工機の市場は、2025年に876億円(前年比3.7倍)、2040年には1056億円(2024年比4.5倍)へと成長する。技術動向としては、単接合型からタンデム型(結晶シリコンとの積層)へのシフトが加速。2025年には数量・金額ともにタンデム型が単接合を上回り、2040年には市場の3分の2をタンデム型向けが占める見込みだ。

 今後、製造装置市場は、数量ベースでは拡大が続くものの、製品単価の下落や、高価なドライ装置から低コストなウェット装置へのシフトにより、金額ベースでは伸びの鈍化や一時的な縮小も予想される。

参考資料: 富士経済

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