SolxとCaeluxが米国産ペロブスカイト・タンデム型を商用化へ、3GW供給

 米国の太陽光発電メーカーであるSolxと、ペロブスカイト技術を手掛けるCaeluxは、両社が開発したタンデム型太陽電池の5年間で3GWを生産するため、戦略的パートナーシップを締結した。2026年4月21日に発表した。

・ペロブスカイトとシリコンの積層により発電効率を28%向上
・2027年までの本格商用化に向け完全に米国国内でのサプライチェーンを構築

 両社が開発した太陽電池は、シリコン太陽電池の上にペロブスカイト層を重ねる「ハイブリッドタンデム」構造を採用する。Caeluxが開発したペロブスカイト技術を用いた「エネルギー生成ガラス」をSolxの太陽光発電の製造プラットフォーム「Aurora」に統合した。

 具体的には、モジュールの最上層にあるカバーガラスをエネルギー生成ガラスに置き換える。同ガラスが第1の発電層として機能し、その下層に米国メーカーのSunivaが生産するシリコン太陽電池を配置することで、二重の発電層を形成する。これにより、単位面積当たりのエネルギー密度が最大30%、発電効率が28%向上するという。均等化発電原価(LCOE)は、20%以上改善する見込み。

 本提携は、米国内での完結したサプライチェーン構築も目的としている。Solxはプエルトリコに1GWの製造施設を保有しており、100%国内資本による運営を行っている。Suniva製の太陽電池とCaeluxの技術を組み合わせることで、グローバルなサプライチェーンの脆弱性に対応し、米国内のエネルギー安全保障を強化する狙いがある。

 両社は2027年までの本格的な商業生産開始を目指しており、5年間で3ギガワットにまで生産規模を拡大する計画だ。この提携について、Caeluxの営業担当上級副社長であるアーロン・サーロウ 氏は、「Solxとの提携は、西半球におけるペロブスカイト太陽電池に関する同種の生産契約としては最大規模になる」と説明する。

参考資料: Caelux

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