日揮とPXP、横浜でフィルム型薄膜太陽電池の大面積発電実証を開始

 日揮とPXPは、横浜市内の施設屋根において、フィルム型カルコパイライト太陽電池を用いた大面積発電モジュールの実証実験を2025年4月から実施している。2025年5月15日に発表した。

・国内初となる10平米の大面積薄膜太陽電池モジュールを用いたキロワット規模の発電実証
・日揮開発の「シート工法」により作業員1人あたり1日100平米の施工性を確認

 実証実験は、横浜市内の日揮グループ所有施設において、2025年4月より約1年間を目安に実施される。使用される発電モジュールは、スタートアップ企業のPXPが開発したフィルム型カルコパイライト太陽電池を、基材シート上に複数電気的に接続して並べたものだ。これにより10平米という大面積を実現しており、この手法による薄膜太陽電池の大面積化実証は国内初となる。

 施工法には、日揮が開発した産業関連施設向けの「シート工法」が採用された。この工法は、薄膜太陽電池を載せた遮熱シートを「グリッパー」と呼ばれる筒状金具で屋根に固定するもので、電池の軽量・柔軟な特性を損なわずに着脱可能な設置を可能にする。今回の大面積モジュールは面積あたり約2kgと軽量で、配線作業の効率化も図られており、実証を通じて作業員1人あたり1日1日100平米の施工が可能であることを確認したという。

 今後、薄膜太陽電池の大面積化におけるシート工法の適用可能性、PXPの薄膜太陽電池が持つ、振動や衝撃に強い特性の有効性を検証する。両社は本実証で得られる発電量や耐久性、振動・衝撃に対する有効性などのデータを各技術開発にフィードバックする。

参考資料: 日揮ホールディングス

よかったらシェアして下さい!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ペロブスカイトニュースの最新情報を日々追いかけ、お届けしています。

目次