愛知県、県内公共建築物で初のペロブスカイト実証

 愛知県は、アイシン、中部電力ミライズ、関西電力と連携し、県庁西庁舎でペロブスカイト太陽電池(PSC)の実証事業を開始した。2026年2月19日に発表した。

・2030年度の太陽光発電460万kW達成に向け設置困難場所へのPSC導入を推進
・アイシン製のパネル設置に加え電力各社と連携し県内の導入ポテンシャルを調査

 今回の実証事業では、愛知県庁西庁舎2階バルコニーにアイシン製のPSCパネル30枚を設置した。公共建築物への設置は県内初の事例となる。2028年2月までの約2年間、実際の屋外環境における発電量や発電効率、経年変化などを検証し、普及に向けたモデルケースの確立と有用性のPRを進める。

 ハード面の実証に加え、電力各社の知見を活かした調査検討も実施する。中部電力ミライズは地域内の導入ポテンシャル推計に向けた情報提供を行い、関西電力はPPA(電力販売契約)モデルによる普及拡大に向けた検討を担う。

 愛知県は「あいち地球温暖化防止戦略2030(改定版)」において、CO2排出量を2013年度比で46.0%削減する目標を掲げている。その達成には、太陽光発電導入量を2021年度の289万kWから460万kWへと大幅に上積みする必要がある。PSCは、従来のシリコン型では設置が困難だった建物の壁面や耐荷重の乏しい屋根にも活用できるため、導入量を飛躍的に増加させる切り札として期待されている。

参考資料: 愛知県

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