三協立山、アイシン、山下設計の3社が、断熱性と施工性を備えた「内窓設置型ペロブスカイト太陽電池ユニット」を共同開発した。2026年3月10日に発表した。
・窓の内側に後付け設置が可能で外壁の足場工事を不要とし工期を短縮する
・ユニット内部に断熱材を組み込める仕様により創エネと省エネを同時に実現する

3社が開発したユニットは、窓の内側に設置する構造のため、外観の美観を損なわず、屋外設置に比べて耐久性確保が容易である点が特徴である。
構造面では、ペロブスカイト太陽電池パネルを押縁材で挟み込んで固定するパネル形式を採用した。フレームに直接固定しないことで、設置作業の効率化に加え、パネルの交換やメンテナンス性の向上を図っている。また、機器や配線をユニット内部に収納する設計により、室内の意匠性と安全性を両立させた。
独自のユニット構造により、内部に断熱材を設置できる仕様とした。これにより、開口部の断熱性能向上により、冷暖房効率の改善に寄与する。軽量で分解・組立が容易なため、搬入経路が限られる高層ビルや都市部の狭隘敷地にある建物への導入に適しているとする。
今後は実際の建物に本ユニットを設置し、実環境下での発電量計測や耐久性評価などの実証実験を進める。オフィスビルや商業施設、公共施設など幅広い建物への導入を目指す。
参考資料: 三協立山
