NEDOは、ペロブスカイト太陽電池に関わる人材を育成するための特別講座の委託先を、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)と東京大学に決定した。現場で即戦力となり得る人材層を育成し、同電池の社会実装を後押しするのが狙い。2026年10月6日に発表した。
NEDOの「ペロブスカイト太陽電池人材育成特別講座」は、関連分野への参入を目指す企業の技術者などに講義や実習を提供し、体系的な知識と実践的スキルを持つ人材を育成するためのもの。
委託先である有機系太陽電池技術研究組合(RATO)には、製造企業や材料、装置、計測技術関連企業など約40社が加盟している。同組合と、基礎研究で実績を持つ東京大学先進科学研究機構が連携し、実践的な教育プログラムを提供する。
講座は主に4つのカリキュラムで構成される。現場の技術者が実践的な技術情報を提供する「技術講座」、東京大学の専門家が光化学や材料工学などの性能向上に必要な基礎を教授する「基礎講座」、エキスパート技術者を対象にドライルームでのデバイス作製実習などを行う「技術者実習講座」、最新の技術開発動向を整理・体系化する「技術開発動向講座」である。
実施期間は2026年度から2029年度までの最長4年間で、当初の事業期間は2026年度から2027年度までの2年間とする。
NEDOによると、ペロブスカイト太陽電池を巡っては、国内外で研究開発、量産化に関する競争が激化している。一方で、材料開発から製膜プロセス、デバイス構造設計、生産技術、量産化検討までを一体的に理解し、基礎研究と実用化・量産化の間を橋渡しできる人材の不足が課題となっている。
参考資料: NEDO
