倉元製作所が中国・聚石化学とペロブスカイト事業の合弁契約、資金難を乗り越え量産化へ

 倉元製作所は、ペロブスカイト太陽電池子会社の資本受け入れのため、中国・聚石化学グループと合弁契約を2026年9月10日に締結した。中国側が過半数を握る枠組みを固め、遅れていた国内量産ラインの構築を急ぐ。2026年9月11日に発表した。

 今回、倉元製作所と子会社のKURAMOTOペロブスカイトは、聚石化学香港の間で合弁・投資・株主間契約を締結した。聚石化学香港から総額590万米ドル(約9.3億円)を12回に分けて受け入れる。これにより、聚石化学側がKURAMOTOペロブスカイトの株式の過半数を取得する。なお、出資額の円換算方法を、当初予定の1米ドル158円の固定レートから、各払込日の実勢レート(TTS)を適用する方式に改めた。

 倉元製作所は2024年8月にペロブスカイト太陽電池事業を開始し、花泉工場に年産1MWのライン構築を進めていた。しかし、設備投資資金の調達や設備導入に遅れが生じたため、2025年12月に事業を子会社へ承継し、外部資本の導入を模索してきた経緯がある。

 今回の契約完了により、長らく確定できなかった量産化計画が前進する。合弁事業では、聚石化学側が材料供給や量産技術を支援するとともに、役員の過半数を指名する。

 一方の倉元製作所は、自社工場の約4000平方メートルのスペースやインフラを提供するほか、製造・輸入されるフィルム型およびガラス型製品の国内外における販売代理権を保有する。

参考資料: 倉元製作所

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ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

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