ペロブスカイトの屋外実証を低コスト化、KISTECとペクセルが簡易測定装置を開発

 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)は2026年9月30日、ペクセル・テクノロジーズと共同で、ペロブスカイト太陽電池用の簡易型性能測定装置を開発したと発表した。

KISTECとペクセルが開発したペロブスカイト太陽電池の簡易型測定装置「小型電子負荷装置 PEC-MP30」

 今回、KISTECは2025年度の共同研究として、ペロブスカイト太陽電池の発明者として知られている桐蔭横浜大学の宮坂 力 特任教授が代表取締役を務めるペクセル・テクノロジーズを支援した。具体的には、新たに開発された簡易型測定装置「小型電子負荷装置 PEC-MP30」に対し、ペロブスカイト特有の挙動を考慮したMPPTアルゴリズムを提供した。

 今後、KISTECは多様な特性を持つ同太陽電池に対応すべく、さらなるアルゴリズム開発を進める。

 KISTECによると、同電池の耐久性を評価するための屋外実証実験では、気象条件などの変化に応じて太陽電池から最大の電力を引き出す「MPPT(最大電力点追従制御)法」による測定が求められている。さらに、開発段階のデバイスはそれぞれ劣化速度が異なるため、各デバイスに個別の測定装置を用いることが重要となる。しかし、従来のMPPT法に対応する測定装置は高価であり、試験数を十分に確保することが難しい。そのため、安価で簡易な測定装置の開発が求められていた。

参考資料: 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

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ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

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