カルコパイライト太陽電池で道路インフラの電源確保へ、名古屋電機工業とPXPが資本提携

 道路インフラ関連システムを手掛ける名古屋電機工業は、次世代薄膜太陽電池を開発するPXPと同電池の活用に向け、資本業務提携した。2026年5月12日に発表した。

・道路インフラの脱炭素化と災害時を含めた安定的な電源確保に向けた提携
・軽量で柔軟なカルコパイライト太陽電池により道路付帯設備への設置が可能に

 名古屋電機工業は、道路情報板をはじめとする道路インフラ関連システムの知見を持つ。一方、PXPは、カルコパイライト太陽電池を開発しており、同電池は軽量かつ柔軟性に優れ、曲面や耐荷重に制約のある構造物にも設置できる。これにより、従来は設置が困難であった道路付帯設備への一体的な適用が期待されている。

 今回の提携は、道路インフラ分野における脱炭素化および電源確保の高度化を目的としたもの。提携に基づいて名古屋電機工業とPXPは両者の知見と技術を組み合わせ、道路付帯設備を対象とした自立電源型システムの開発と、平時および非常時の機能維持に資する新たな製品・サービスの創出を目指す。今後は、実証と社会実装に向けた取り組みとともに、新たな事業の構築を進める。

 名古屋電機工業によると、近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速する中で、道路インフラでも環境負荷低減と災害時を含めた安定的な電源確保が求められている。しかし、道路情報板や交通安全施設などの道路付帯設備は、設置環境や構造上の制約から従来型の太陽光発電設備の導入が困難なケースが多く、新たな電源ソリューションが求められているという。

参考資料: 名古屋電機工業

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ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

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