倉元製作所、ペロブスカイト太陽電池の量産難航

 倉元製作所は、ペロブスカイト太陽電池の量産工場として転換予定だった花泉工場が資金不足により稼働できず遊休化し、営業外費用を計上したと2026年5月15日に発表した。

・資金不足を理由にフィルム型ペロブスカイト太陽電池の量産体制構築が難航
・量産拠点となる予定だった花泉工場が遊休状態となり1075万3000円の費用を計上

 倉元製作所は、長年展開してきた基板事業(成膜事業)の廃止を2024年10月11日に決定し、その生産拠点だった花泉工場をフィルム型ペロブスカイト太陽電池の量産工場などに活用する方針を示していた。当初の事業転換計画では、基板事業で蓄積した成膜技術のノウハウや知見を、ペロブスカイト太陽電池の塗布技術に転用する計画だった。しかし、資金不足のために量産体制が確立できておらず、花泉工場は2024年10月11日から遊休状態だという。

 これを受け、2026年12月期の第1四半期決算に、遊休固定資産費用として1075万3000円を営業外費用に計上した。今回計上した費用は、同工場の減価償却費、固定資産税および管理費用などに該当する。

参考資料:
倉元製作所「営業外費用の計上に関するお知らせ」
倉元製作所「当社一部事業の廃止及びこれに伴い、空き工場スペースをペロブスカイト太陽電池の量産とロボット組み立て工場として活用することに関するお知らせ」

よかったらシェアして下さい!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ペロブスカイトニュース編集部は、次世代太陽電池の最新情報を独自の視点で整理し、お届けしています。技術動向から、社会実装の現場、市場を牽引する企業の戦略までを、環境・エネルギー分野の専門的な知見に基づいて厳選して伝えます。

目次