セイコーエプソンは、インクジェット技術を用いたペロブスカイト太陽電池の製造装置を開発する韓国Gosan Techへの追加出資を、2026年7月23日に発表した。
・インクジェット技術を用いたPSC製造システムの市場拡大
・高精細なインク供給技術による発電効率と材料使用率の向上

今回、セイコーエプソンと子会社でベンチャー投資事業ファンドであるエプソンクロスインベストメントは、両社が出資するEP-GB投資事業有限責任組合を通じ、韓国のスタートアップであるGosan Techに追加出資を実施した。
Gosan Techは2015年に設立し、有機ELディスプレイ用製造装置の開発・販売で蓄積したインク供給システムや圧力制御技術、シミュレーション技術を保有する。この技術を応用し、現在はディスプレイ分野に、ペロブスカイト太陽電池の環境領域やバイオ領域を加えた3領域で事業を展開している。

ペロブスカイト太陽電池については、モジュールやインクジェット製造システムなどを開発、販売している。モジュールの製造にはインクジェット方式を採用し、薄膜の品質向上に加え、厚みや材料、デザインの調整を可能にしているほか、モジュールの発電力、デザイン性、材料使用率の向上を図っている。
エプソンは、プリントヘッド外販ビジネスにおけるパートナー企業の1社として、2025年4月にGosan Techへ出資し、プリントヘッドを供給し、現地子会社のEpson Korea と連携して同社の事業成長を支援してきた。その後、Gosan Techはペロブスカイト太陽電池モジュールの発電効率向上や、同モジュール用インクジェット製造システムの生産体制拡充、新規顧客からの同システムの量産受注拡大などの実績を上げてきたという。
今回の追加出資により、インクジェット方式によるペロブスカイト太陽電池モジュール製造システムの市場規模拡大をGosan Techとともに目指していく。
参考資料: セイコーエプソン
